
幻冬舎社長、見城徹さんの本『たった一人の熱狂』を読んだ。
見城さんの仕事に対する情熱、凄いものがある。圧倒的に仕事ができる方なんだと思う。これはもう完全にリスペクトである。
だが、このタイトルにあるように、どこか孤独を愛しちゃってる気がする。実際の見城さんはどうか知らないが、自分に熱狂している人が経営者には多い気がする。
彼らは「経営者は孤独だ」とよく言うが、これを自己陶酔と言うのだろう。
経営者には経営者なりの悩みがあり、社員には社員なりの悩みがあり、アルバイトならではの悩みがある。ただそれだけである。ただ役割が違うだけ。
自分が好きで経営者やってんだから、大変だ大変だいうのはあまりカッコ良くない。
そして、経営者は孤独を愛すべきではない。経営なんて、社員やアルバイトみんなの頑張りの上に成り立っているだけだし、本物の会社経営っていうのは個人では成し遂げない夢をみんなで成し遂げることにあるのであって、その組織の長が孤独を感じているうちは社長個人の力量を越えられない。
経営者は孤独では無い。むしろ、みんなに助けてもらえる一番ありがたい役割だ、と僕は思う。そして、そう思わせてくれるボーダレスの仲間たちに感謝である。