
更新が全然できていませんでしたが、先日10/22で私が台北に来てちょうど1年が経ちました。
窓無し3畳ほどのオフィスから始まったボーダレスハウス台北ですが、良い仲間にも恵まれ、現在台北に12ハウス、そして常時約100名の入居者さんに住んで頂けるまでになりました。オフィスも移転をし、今ではちゃんと大きな窓が3枚ほどあります!
まだまだ半人前どころか1/4人前くらいですが、この1年で私なりに大きく学んだことを書こうと思います。
私、中国語が全くできませんでした(今もほとんど話せません。。勉強しろ!)。
そうなるとオーナーさんとの交渉や、広告媒体などの各種手続きなどなど多くの実作業は台湾人スタッフにしてもらわなくてはなりません。
台湾に来て最初の”数か月”は「オーナーさんにはちゃんとこれとこれを伝えた?」「伝わってないかもしれないから、俺がもう一度話すので通訳してくれ」「電話のお客さんは何て言ってた?」「何て答えたの?なんでそう答えたの?」
など、ほぼすべてのことを報告させていました。
そうすると、やはり他のスタッフとしては面白くない。だって自分の言っていることを信じてもらえず、すべてのことに関して私を説得しないといけないのですから。特に立ち上げ当初から一緒に働いている蔡(台湾人スタッフ)には、とても迷惑をかけたと思います。
今振り返って、そのようなことをしていた理由は一つ。
「何か失敗やトラブルがあったとき、最終的に自分でケツを持てる覚悟がなかったから。」
だから、出来るだけ失敗を起こされないようにすべてに首を突っ込んでいたのだと思います。
早く事業拡大させるためには、スタッフ1人1人が自分で考えて行動するほうが絶対に早く進むというのは明白です。
私自身も失敗をしないと学ばないタイプなのに、仲間の失敗は未然に防ごうとしていました。それが故に皆を信用して仕事を任せることが出来なくなっていたのだと思います。言わずもがな、リーダーとしての私に対する信頼も薄くなっていました。
この考えを改めることが出来たのは、
- ・自分が最後の砦となる覚悟を決めることが出来たこと
- ・多くのトラブルを経験し、大体のことは何とかなるのではと思えるようになったこと
だと思います。
このことに気付いた後、私の役割は明確になりました。(最初からこれが私の役割だったのですが。。)
- ・皆に目標、それに向けてやるべきことを示し、信じて任せる。
- ・何かあった時の打開策を自分の中で必ず持っておき、カバーできるようにしておくこと。
その後は、各スタッフが自発的に動いてくれるようになり、様々なことへの対応スピード、チームワークも良くなっていきました。
今後はこれらの精度を上げていくことが重要だと思っています。なぜならこの精度が低いと皆に無駄な仕事を多くさせてしまい、頑張っているのに進まないということがおきてしまうからです。
ボーダレスハウスは入居者さん同士のコミュニケーション、そして異文化の中での学びを大切にする事業。そして、スタッフと入居者さんとの距離がとても近い事業です。
仲間全員が活き活きと仕事に取組み、入居者さんへ良い影響を与えられる組織になるべく引き続き頑張ります!