
みなさんこんにちは!
CO2を出さない自然エネルギーのみを販売する電力サービス「ハチドリ電力」を運営している小野悠希です。
ハチドリ電力がサービスをスタートさせてからちょうど1年が経ちました。
今回は改めてハチドリ電力がどんな社会問題を解決しようと立ち上がったか、どんな社会を目指しているかということをお伝えできたらと思っています。
このままなにも行動を起こさなければどんな未来が待っているか
地球温暖化は、「全人類が関係している」社会問題です。
そしてそれは、長い間積み重ねられてきたものではなく、豊かな現代を生きる私たちが生み出した結果なのです。
刻一刻と進む地球温暖化は、明確なタイムリミットがあります。
2030年までに、2010年と比べて温室効果ガスの排出量を半分に、そして2050年までにゼロにできなければ、温暖化は「不可逆的になる」つまり取り返しがつかなくなってしまうと言われています。
すでに産業革命以降、地球の気温は1.2度上昇したと言われています。
このまま私たちが何も対策をしなければ、2100年の8月は北海道でも40度を超えると環境省がデータを公表しています。
その結果、たくさんの影響が及びます。
例えば、海は酸性化が進み、すでに炭酸カルシウムでできている骨の形成の変化が研究者によって確認されています。
さらに進めば生態系は崩壊し、私たちが食べる魚の種類や量も確実に少なくなっていきます。
その他にも、気温の上昇に伴い農業の適地が変わり、生まれ育った土地を離れて新たな土地に移動を余儀なくされる「気候難民」が世界中に溢れたり、絶滅してしまう動植物が100万種類にものぼると言われています。
地球温暖化のメカニズム
ではこの地球温暖化、どうやって起こっているのでしょうか。
これを説明するためには、生物が生きていける地球環境の仕組みから説明しなければなりません。
太陽の光は約7割が地球上の陸地や海に吸収され、大気へ放たれて宇宙へと逃げていきます。もしこのエネルギーがすべて宇宙に逃げてしまった場合、地球の平均気温は-19℃になると言われています。
ですが、大気中にある二酸化炭素や水蒸気などの温室効果ガスが地表から放たれる熱を吸収し、再び大気へと放たれ、その一部が地表を再び温めます。
温室効果ガスが熱を逃げにくくしているため、地球の平均気温は約14℃に保たれ、私たち生物が暮らしやすくなっています。
しかし産業革命以降、経済活動が活発になり人間が排出する二酸化炭素量が大幅に増えたことにより、地球の温度が上昇する地球温暖化が引き起こってしまっています。
地球環境を守るため、いま私たちにできること
私たち人類が豊かな生活を求めた結果に地球温暖化があるのなら、それを解決できるのも人類だけなのだと思います。
私たちが地球環境を守るためにできることはたくさんありますが、その中でも一番インパクトが大きくかつ簡単にできるアクションが電気を切り替えることです。
現在、日本で発電されているエネルギーの約8割が石炭・石油を燃やして発電する火力発電によるものです。そのため、日本のCO2排出量を部門ごとに見ると、じつは一番多い部門がエネルギー転換部門=火力発電によるもので、約4割を占めています。
ご家庭やオフィスで使っている火力発電の電気を自然エネルギーに変えるだけで、CO2排出を大幅に削減することができるんです。
「消費は投票」という言葉の通り、どんな電気を選択するかはどんな未来をつくっていくか、に直結します。
ハチドリ電力はこれからも地球環境を一緒に守る仲間を増やして、地球温暖化を止めるために全力を尽くしていきます!
ぜひ応援していただけると嬉しいです。
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