みなさん、こんにちは!

「主体的に社会課題に参加する人が少ない」という日本の市民意識の課題解決に挑戦しています、Tomoshi Bitoのトムです。

今僕たちは、この社会問題を解決するアプローチの1つとして、社会に対して発信する人の数を増やし、そしてその影響力を高めることに取り組む、RICEという事業を展開しています。

RICEでは様々な分野の社会課題に関心がある人たちが集い、日ごろ色んな発信活動に取り組んでいるのですが、僕自身も一発信者として参加しています。

今回は7月に挑戦した「1ヵ月プラ無し生活」という取り組みについて、その内容と結果について、みなさんにシェアできればと思います。

世界規模の運動「プラスチックフリージュライ」

そもそもなぜ「1ヵ月プラ無し生活」というタフな企画に挑戦しようと思ったかというと、毎年7月に開催されるオーストラリア発のムーブメント「プラスチックフリージュライ」を知ったことがキッカケでした。

プラスチックフリージュライとは、名前の通り7月の間、主に使い捨てプラスチックを使うのをやめましょうという趣旨の運動です。参加方法は幅広く数日~1ヵ月と期間も選択式、そして内容も「レジ袋をもらわない」「使い捨てプラスチックを全く使わない」等、様々です。

今僕は発信活動の一つとして、個人的に社会派エンタメ研究所という、TikTokアカウントを運用していまして、そのアカウントで挑戦する企画として、「1カ月間プラスチック製品を一切購入しない」というルールで生活をスタートさせました。

 

食べ物が買えない!様々な課題を乗り越える日々

いざ生活を始めたはいいものの、全く下調べなどをせずに企画を走らせたものですから、どこでプラスチックフリーの製品を買えるのか、全く分かりませんでした。

いざ近くのスーパーに行ってみると、あれもこれもプラスチックに包まれていて、もう缶詰しか買えるものがない!なんて状態に…。

 

それでも色々調べてみたり、少し遠くの八百屋、お肉屋に行ってみたりとするうちに、徐々にプラスチックフリーで食品や日用品を買える場所が見つかり、ほとんどいつも通りの生活を送れるようになってきました。

 

発信の中で生まれた周囲の変化

今回の発信企画の中で、驚くことに自分の身の回りに様々な変化を見ることができました。例えば毎日TikTokやTwitterで動画をアップしていると、コメントで「自分もプラスチックを減らすようにしてみました!」「今日勇気を出してストローを断ってみました!」など、自分もアクションしたよ!という報告が来るようになりました。

自分の発信から、少しでも行動を起こしてくれた人が出てきたというのがとても嬉しかったです。

また中には、「トムさんの生活を見て応援したいと思って、自分が育ててるたまごを送ります!」と贈り物を届けてくれた方が出てきたり、

最後の1週間はRICEの登録メンバーたちが「最後の一週間は自分たちも挑戦しよう!」と、「#RICEプラフリウィーク」という名の企画を立ち上げ、皆でプラ無し生活の発信に挑戦する、なんてことも起こりました。

 

初めは一人の思いつきから生まれた企画でしたが、最終的には多くの方に動画も届き、行動変容を起こすまでに至ったことに、改めて「発信」というアクションの力、可能性を感じる結果となりました。

なぜ発信は社会問題の無関心を無くすことに繋がるか

今RICEでは冒頭に紹介をした通り、「主体的に社会課題に参加する人が少ないという日本の市民意識の課題」を解決するソリューションとして、発信活動に取り組む人を増やし、その影響力を高めることに取り組んでいます。

最後になぜ発信が「主体的に社会課題に参加する人」を増やすことに繋がるのかについて、最後触れられればと思います。

今日本の社会はどちらかといえば、社会問題や政治が気軽に触れることができないテーマとなってしまっています。

例えばロイターが出している調査によると、「ニュースをSNSでシェアする人」は8%。「対面でニュースを話す人」は14%と、先進諸外国と比較をすると非常に大きな差が生まれています。(アメリカの場合、「ニュースをSNSでシェアする人」は22%。「対面でニュースを話す人」は39%)

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(出典:Reuters Institute Digital News Report 2014)

社会の事を話題に出す人が少ない中では、どうしても日常の中で社会問題と接する時間は少なくなってしまいます。

関わりがないものに対して当事者意識を持つことはできません。社会で起こっていることについて「触れないでおこう」という空気感は、この社会に無関心を育んでしまいます。

一方で発信するという行為の裏には、様々なアクションが存在します。まず発信する問題を「知る」というアクション。知らないことを発信することはもちろんできません。

そして知ったことについて、周りはどんな意見を持っているのか、その他の補足する情報はないかといった「調べる」アクション。さらにはその上で「自分の意見を考える」というアクション。

「発信する」という行為には、社会で起こっていることに向き合う時間が必要となります。

一人ひとりが社会で起こっていることに対して、「発信する側」に立つことは、社会問題と接する時間を社会の中に増やし、そして自分自身も当事者意識を持つことに繋がる。そんなとても大切な社会アクションです。

そんな考えを掲げながら展開しているRICEでは今、約400名の方に参加をしていただいています。

もしこのブログをお読みいただいて、少しでも「発信楽しそうだな」「発信って大切だな」と感じてくださった方は、是非RICEメンバーの一員になって頂けると嬉しいです。

これからも色んな発信に取り組んでいきますので、是非TikTokTwitterのフォローもよろしくお願いします!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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