皆さん、こんにちは。
スマイルバトンの三原菜央です。

私は今、先生を対象とした月額450円(税別)の教育メディアコミュニティ「先生の学校」を運営しています。

ボーダレス・ジャパンにジョインして9ヶ月、起業して8ヶ月が経とうとしていますが、今回のブログでは、私が「社会起業家になってよかった、たった1つのこと」を、ご紹介したいと思います。

私が社会起業家になって心からよかった、たった1つのこと。

それは、当たり前に利用しているあらゆるサービスや製品が、誰かのとんでもなく熱い想いと、とてつもない努力の積み重ねでできあがっていることを知った、ことです。

私は今、寝ている時間以外は、ずーっと「先生の学校」のサービスづくりをしています。

HPひとつ完成させることも簡単なことではありませんでした。
何時間も頭を悩ませながら、何度も何度も横文字と戦いながら、修正を加えて、形にしていきました。

先生の学校は雑誌を年に3回発行していますが、雑誌づくりも初めてで、手探り状態のなか、見よう見まねでなんとか形にしていきました。

どれだけ時間があっても、足りない。あっという間に時間が過ぎていきます。
それほど没頭しながら、つくりたい社会づくりに打ち込んでいますが、先生の学校が貢献できている影響力は、まだまだ小さなものです。

でもふと街に目をやると、あらゆる快適に利用できるサービスや製品が溢れています。

スマホ1つで、自宅にいながら美味しい食事が届いたり(Uber Eatsなど)、欲しかったものが家から一歩も出ることなく次の日に届いたり(Amazonや楽天市場など)、自分に合った美容室をすぐに見つけて予約できたり(ホットペッパービューティーなど)、見逃したドラマをスマホアプリで視聴したり(TVerなど)、家にいても日本中・世界中の友達と繋がれる(Zoomなど)。

当たり前のように、何不自由なく快適に使うことのできるサービスや製品たち。
でも、起業家になってわかったのは、とんでもない苦労と努力の上にしか快適さは成り立っていないということ。

目の前の「当たり前」は、決して「当たり前」ではない。
「こんな社会をつくりたい」という熱い想いを持った人が小さく始めて、快適に利用できるまでに多くの人の手を借りながら、成長させ続けただけ。

起業家になったからこそ、気付けた視点です。

その視点が手に入ったことで、世界への見え方が180度変わりました。
目の前にあるすべてのものに感謝が湧くようになったのです。顔は見えないけれど、すべてに誰かの大切な想いと時間が詰まっていると。

そんな風に思えるようになってから、心が豊かに、そして寛容になれた気がするのです。

何不自由なく暮らせる時代。
そして、与えられることが多く、受け手になることが多い時代。

すっかり与えられることに慣れてしまい、想像力が欠如してしまうことがあると思います。

でも、当たり前は当たり前じゃない。
新しい時代の「当たり前」をゆっくり急いで、つくりませんか?

つくり手を増やす。
スマイルバトンのパーパスとして、今後取り組んでいきたいことです。