こんにちは。
消滅可能性都市をなくす事業「きら星」の社長をしております、モヤ(伊藤)です。


私の住んでいる、新潟県湯沢町は観光の街です。
町内には13ものスキー場があり、近隣市町村も含め多くのホテルや飲食店が地域の経済を支えています。
しかし、地球温暖化の影響が今年は顕著に出て暖冬小雪。そこにコロナの影響で地域のサービス業は大打撃を受けてしまいました。

きら星の主な事業ソリューションは、移住促進。移住してもらうためには、地域内に魅力的な仕事がないと始まりません。こうした状況で、採用の数はかなり絞られてしまいました。
私は、魅力的なまちには、元気な産業や素敵なお店・生活利便施設が欠かせないと考えています。コロナの影響が長期化すると、倒産のリスクが高まります。体力のない企業や個人商店が潰れてしまったら・・・。

私たちが考える、魅力的な街が、なくなってしまう。
そこに住む人たちのエネルギーの源が、なくなってしまう。

いま、政府や自治体、金融機関を中心に、経済的な影響を少なくするための施策を検討していただいています。
しかし中小の事業者には、申請する手間も、給付金の振込を待つ時間も残されていません。

そこで私たちにできることはないか?と考え、
インターネット通販を活用し、未来へのパスを購入してもらい、売上金を最短翌日に現金で届ける
Snow Country Future Passというサービスを思いつきました。

こちらのエリアには、リゾートマンションを利用する固定の来街者が多く、飲食店にも固定のファンがついています。また、年430万人以上が来る地域なので、旅行客のファンも多い。行きたいけど、行けないという声も聞こえてきます。
そうした地域外にいるファンを、メインのターゲットにおいています。

4/12に思いつき、すぐさまサイトを立ち上げました。
4/13には、地元の有志がサービス名とロゴを提供してくれ、初めての商品を掲載。
4/14に初売上が発生し、
4/15にその売上を事業者へお届けすることができました。

ローンチしてから4日。現在では5つの事業者が商品を掲載しており、載せてみたい!とご連絡が後を絶ちません。

現在ボーダレス・ジャパンのグループ会社では「キャッシュ経営」を1つの指標としており、キャッシュが尽きたら終わりだよと言われております。(当たり前の話ですが。)
街の小さな商店や飲食店も、キャッシュが尽きたらおしまいです。私のTwitterやFacebookのタイムラインも、残念なことに「経営破綻」という言葉が日々多くなってきました。地域の事業者から、まだやれるのに、当座の現金がないが故に退場せざるを得ないという状況を少しでも少なくしたい。ましてや、こうした前売りチケットで支持されるような固定ファンが付いているお店であれば。

キャッシュというのは「生きた血」です。
地域経済を回していくためには、生きた血をどんどん回していかなければならない、そう思います。
私は、地域のマッチポンプになる。それが私の使命だ。
微力ではありますが、そんな気概を持って日々の経営を行なっています。

■きら星のサービスサイト:暮らしごと

■Snow Country Future Passについて詳しく聞きたい方はこちら:SCFPを知るチケット