12ヶ国35のソーシャルビジネスを展開するボーダレスグループ。その中の1つ、株式会社ボーダレスリンクはミャンマー農村部の貧困問題を解決するため2017年にスタートしました。(僕は右上から4番目)

こんにちは!ボーダレスリンク代表の犬井です。

ミャンマーに渡った2017年から早2年。ようやく事業モデルがある程度形になりました。この2年苦しかったことや嬉しかったこと本当に色々なことがありましたが、ついに仲間と共に事業は黒字化を達成しサービス提供農家は1,500人・50村を超えました。

次の展開として見据えるのは「3,000万人以上と言われるミャンマー全土の小規模農家にサービスを届けきること」大きな全国展開に向けて動いています。そんな大きな波をつくるべく「次期経営者」を募集することにしました!

なぜこのタイミングで次期経営者なのか?このブログではその"答え"と僕が描くボーダレスリンクの"未来"を書きました。
ぜひ最後まで読んでもらえたら嬉しいです。

リンクの目指す社会

人口の約7割が農村部に住むと言われるミャンマー。
その多くが小規模農家と呼ばれ、小さな土地面積に限られた情報、少ない資材に資金・市場へのアクセスによって農業収入は低く貧困の渦の中から出られずにいます。子供達の望まない出稼ぎや低収入による健康問題に安全な水や電気の不足。彼らが抱える困難は数え切れません。まさに彼らは「生まれながらに抜け出すことのできない貧困スパイラル」の中にいるのです。

近年の経済発展で富は都市部に集中し、農村部との経済的格差は広がるばかりです。このままでは農家の運命はいつまでたっても変わらない。「生まれた場所や環境にかかわらず小規模農家が幸せに暮らせる社会」を実現したい。僕たちは立ち上がりました。

「アグリセンター」が世界を変える?

僕らが提供するのは「農業ワンストップサービス」

ミャンマーでは都市部と農村部の間に圧倒的な情報・モノの格差があります。長い軍事政権下での支配や民族間の紛争により国内のインフラが整備されていないのです。それに加え、農村部の人々の教育レベルは低く情報やモノに対するリテラシーは非常に低いままです。
それにより農業資材や技術は数十年前から更新されておらず、低収量・高生産コストになっています。更に資金不足による高利貸しからの借金やブローカーに依存したマーケットシステムが拍車をかけ、小規模農家の収入は年間平均数百ドルとも言われています。

そんな彼らの生活を変えるのが僕らの「アグリセンター」です。アグリセンターでは農業に必要なあらゆる資材や技術、資金や市場情報を農村部から20分圏内で提供しています。これまで農村部では手に入らなかった高品質な資材や新しい農業技術、低利子無担保のマイクロファイナンス、適正なマーケット情報など農家の障壁になっていた問題をすべて解決します。

ミャンマーのすべての民族の若者と共に

ミャンマーには135の民族がいるとされ(政府発表)、長い国内紛争で民族間には隔たりができ人々の心の中に深い傷を与えています。

アグリセンターを全国に展開する過程を通して人々の心の中にあるわだかまりを解きほどく役割を果たすことができると考えています。地域の発展は地域の人々の手で。新たな地域の展開には各地域から人材を募集しています。自分の生まれた場所、自分の民族の発展を願う若者を各地域3人〜5人募集し、研修センターでトレーニング後バックアップチームの伴走で彼らが出店していくというシナリオです。

民族や宗教に関係なく、皆がボーダレスリンクの名前を背負い、仲間として同志として彼らが共にこの国の発展を背負っていく、そんな社会づくりをやっていきます。

なぜ今、次期経営者を募集するのか。

僕には志があります。
ミャンマーのすべての人々が幸せに暮らせるようにミャンマーでソーシャルビジネスを1000個創ることです。

僕がミャンマーと出会ったのは2011年。タイとミャンマーの国境にあるカレン民族難民キャンプに訪問したのが始まりでした。彼らが幸せに暮らせる社会をつくりたいと起業を決意しましたが、様々な出会いを通して限られた地域だけではなくミャンマーに住むすべての人々のために事業をしたいと思いました。農業事業だけでは農家しか救えません。製造業やサービス業、ITや人材業など様々な事業があって初めて社会全体が良くなると考えています。

ボーダレスリンクは2年間の創業期を経て事業基盤はある程度固まり、この先2年で全国展開の足がかりをつくります。全国展開が始まる前に次期経営者を募集し、2年間の修行期間ですべてを伝えきって私自身は社長を退任し次の事業作りに挑みたいと思っています。「ミャンマーの未来を一緒に作っていきたい」そんな仲間と巡り会えれば幸せです。

経営に関わる”すべて”をお任せします。

年齢や経験、能力は不問、ミャンマーの未来を共につくる意思のある人であれば1から教えます。プレイヤーとしてのオペレーション構築力やマーケティング力、コミュニケーション力に始まり、経営者としての心構えや判断力、戦略を描く力に数字経営の基礎、組織をつくる力などなど、すべて私の隣で学んでもらいます。もちろん私自身もまだ駆け出しの経営者なので、共に成長していければと思っています。

入社後は、1年目はプレイヤー/マネージャーとして、2年目は私の伴走のもとで経営者として仕事をしていただきます。3年目までには代表取締役として会社の経営を丸ごとお願いします。

「我こそは!」「2年もいらねーぜ!」「ミャンマーの未来を共に作ろう!」そんな方にぜひ応募していただきたいと思っています。農村部から泣く泣く都市部に働きに出る子供達に。家族と離れ離れになり異国の地に働きに出ざるを得ない次の世代のために。共に、明るい未来を作りましょう!

募集要項

<求める人物像>
1 ミャンマーなど途上国の貧困問題解決に貢献したい
2 農家のために何とかしたい
・ビジョンを掲げ、仲間を巻き込んでいくことが得意
3 新しい、難しいことへの挑戦にワクワクする
4 経営者として事業を導くことに挑戦したい
というマインドをお持ちの方。また、スピード感をもって決断していくことができる方

*歓迎するスキル、経験
1 リーダーとしてプロジェクトを牽引した経験
2 事業戦略策定、意思決定の経験

<選考フロー>
▼説明会or個別面談に参加(必須ではありません)
▼1次面接(担当:半澤)
▼2次面接(担当:犬井)
▼最終プレゼンテーション(対リンクメンバー)
※選考フローは変更する可能性もあります

<詳しいエントリー情報>
▶︎「求む、次期経営者!ミャンマー農村部の貧困問題解決に挑むボーダレスリンク」エントリーページ
年齢は問いません!新卒でも想いがあればぜひエントリー(新卒エントリーページ)して欲しいと思います。
皆様の熱い想いをお待ちしています!