
こんにちは!ビジネスレザーファクトリーのはなみちです。
ビジネスレザーファクトリーでは、2018年度より大学生のインターンの受け入れを始めました。最初は、どんな大学生がきてくれるのかなーとドキドキ。...が、想像以上の驚くべき素晴らしいインターン生が集まってくれたのです!たった3ヶ月という短期間だったのに、彼ら/彼女らはビジネスレザーファクトリーの「働く」仲間となってくれました。そんなインターン生から見た、ビジネスレザーファクトリーをお伝えしたいと思います。
まずは、記念すべき一人目は、「ダージ」のお話です。
インターン「ダージ」からの手紙
皆さん、お久しぶりです。昨年の5月にビジネスレザーファクトリーのインターンとして自己紹介をさせていただきました「ダージ」こと、髙橋康平です。2018年7月末にインターンを卒業し、最近まではインドにて調査研究を行っていました。
今回の僕の記事では改めて自己紹介をするとともに、元インターン生から見た「ビジレザの魅力」を伝えていけたらな、と思っています。
1、僕の関心事
僕が現在大きく関心を持っているものの一つは、以前紹介したときと変わらず、「インドの紅茶プランテーション地域に蔓延る『子どもの人身取引』をいかに予防していくか」です。
インドのドアーズという地域は昔から紅茶プランテーションが盛んであり、250以上の農園がありました。しかし、近年様々な背景が相まってドアーズの紅茶産業に打撃が与えられてからは、かろうじて化学肥料の大量投入によってなんとか利益を保っていたのですが、そのつけが「質と生産量の低下」という形で表れはじめ、今やドアーズの紅茶農園のほとんどはいわゆる「瀕死」の状態となってしまいました。
その様な状況において、不安定なプランテーション経営下で苦しい生活を強いられる人々は、都市部での出稼ぎに対して非常に魅力を感じており、特に子どもが誘惑してくる人身取引の仲買人に簡単に騙され、知らずのうちに被害に合うという状況が続いています。僕は、この地域でいかに人々が人身取引に脅かされないような安定した経済基盤を築き上げるか、という課題に大きな関心を抱いています。
2、なぜビジネスレザーファクトリーのインターンに申し込んだのか?
僕がビジレザのインターンに申し込んだ理由は、実際に「ソーシャルビジネス」の経営に携わりながら、自身のビジョンをより具体化させたい、という想いがあったからです。
僕は昨年の夏にインドの閉鎖された紅茶農園で人身取引の危険にさらされている子どもたちを見て、自分で紅茶農園にビジネスを興し、経済的に安定させることでその被害を予防しようというビジョンを持ちましたが、具体的にどうやってビジネスを回すのか等の具体的な部分までは考えつくことができませんでした。
そこで、同じようにバングラデシュで雇用の創出を目的としており、また「放置された資源を活用する。(ビジレザは「犠牲祭で余る牛革」、僕は「質が低下し、放置された紅茶農園」)」という点でモデルが大きく共通していたビジレザで、「ソーシャルビジネス」がどのように経営されているのかを内側から見て勉強しながら、それを参考に自分のビジョンをより具体的にしていきたいと思い、インターンに応募しました。
3、インターンでは、どんなことをしていたのか。
僕のインターンの業務は、主に「販促」でした。「この商品はどうやったらもっと魅力的に見えるのか。」や「どんなキャンペーンが人を惹きつけるのか」等をたくさんミーティングのなかで施策を練ると同時に、各店舗の売り上げ状況を分析して今後の施策を考えるという業務も行っていました。ソーシャルビジネスは「売れること」が前提として成り立つ事業なので、興そうとしている事業の社会的な影響ばかりを重視し、ビジネスにほとんど全く意識を置いていなかった僕にとって、インターンとして販促に携われたことは「ビジネスとしての視点を持つ」という意味で、大きな経験となりました。
4、ビジレザの魅力。それは「みんなに愛されている」ということ。
僕がビジレザでのインターンを通してもちろん自分の事業に関してより具体的に考えられるようにもなり、ここでは書ききれないほど多くの事を感じたり学んだりしたのですが、この記事を読んでいるビジレザへのインターンを考えている皆さんに向けては、僕が最も「ビジレザの魅力」として印象に残った「みんなから愛される事業」であることについて話したいと思います。
ビジレザは、バングラデシュにおいて夢や希望を持って働ける人々を増やし続け、その本革製品を世界中のビジネスマンへ広げていくことで、「世界中の『働く』を明るく」というビジョンを持っています。つまり、単にバングラデシュで雇用を創出するのみならず、ビジレザで働く人々やその製品を使う人々まで「明るい」働き方を目指すというものです。
インターン期間中に強く感じたのは、社長をはじめ、社員・店舗スタッフの方々、出荷に携わるアルバイトの方々、もちろんバングラデシュで働く革職人の方に至るまで、皆がそのビジョンに達成に向け、バングラデシュだけでなく日本で働く側においても「明るく働く」とは何か、を常に問い続けていました。
僕は一度、店舗のリーダーが一堂に会し、各店舗の状況を共有し議論しあう「コンパスミーティング」という会議に参加したことがあるのですが、そこではよいパフォーマンスをした人に皆で感謝を伝えたり、不安を抱えている人には皆で相談にのったり、、、一人一人のビジレザに対する愛が伝わってきて、圧倒されました。
ただソーシャルビジネスの対象となる人への貢献だけでなく、「その事業に関わる全ての人々に幸せになってもらおう」というビジレザのビジョンは、関わる全ての人から愛される事業。これからのすべての人が目指していくべき事業のカタチなんじゃないかな、なんて思っています。
5、みんなに愛される事業を目指して。
僕はインターンを通してビジレザの持つ魅力に触れ、これからインドで事業を起こすにしろ、何か他の事業に携わるにしろ、「関わる人全員を幸せにしなければいけないな」と思いました。関わる人みんなを笑顔にできる、そんな事業ほど素敵なものってないですよね。
ビジレザの原動力は、間違いなく「人」です。ビジレザの理念に共感し、そして「ビジレザ愛」を持って働く人たちが、ビジレザをこれからももっともっと進化させていくんだと思います。自分のビジョンの具体化を進められただけでなく、「こういう事業にしたい」という部分まで目標を持つことができたのは、本当に大きかったと思っています。
ぜひ、この魅力的な事業でインターンをしてみてください。きっと、想像以上にたくさんの事を学ぶことができますし、自分のやりたいことが明確になりますし、ビジレザが大好きになります。
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■ビジネスレザーファクトリーとは?
手頃な価格で上質な革製品を提供する「働く人のための」牛本革製品専門ブランド。バングラデシュの貧困層に雇用を生み出すことを目的として始まった。バングラデシュでは、年に一度開催されるイードと呼ばれるお祭りで、大量の牛皮が発生する。この牛皮を使った革製品の工場で、雇用を生み出せる可能性を見出だし、2014年に事業をスタート。創業から3年、現在工場では約500名を雇用、その家族を含め、約2,000名の生活を支える。2014年3月よりネット販売を開始、現在8店舗を構えている。2015年には「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2015」を受賞し、「ガイアの夜明け」、「事業構想」などメディアにも多数掲載される。
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