
「中村さん、朝のあいさつで、その日の機嫌が分かりますよ。」
先日、チームのメンバーと四半期の振返り面談を行った際に言われた一言だ。
ひどい。チームのリーダーとして最低のレベルだ。リーダーの顔色をうかがって仕事をしているなんて、自分がメンバーだったら、絶対にヤダ。
それを自分がやっている?あははは。ご冗談を。
と、言いたいところだが、残念ながら心当たりがあった。朝、悶々と考えているときに「おはようございます」と言われたときの私は、確かに不愛想にあいさつを返していたと思う。
それで、そんな日は機嫌が悪いと思われていたのだ。
基本のあいさつが出来ていないなんて、機嫌を伺うとか、そういう次元以前の問題だ。新年の目標が「毎日元気にあいさつする」とはさすがに書けない。
だから、これはすぐに改めた。(※次の日は、逆にニヤニヤ気持ち悪いあいさつになってしまったが笑)
第3クォーターから、振返り面談をリーダーとメンバーが相互に評価・アドバイスを行う形式にして本当に良かった。
私からの一方的なアドバイス形式だったら、気が付けなかったことがたくさんあった。言いづらそうに、でも勇気をもって言ってくれた仲間には本当に感謝だ。
あいさつのことはもとより、リーダーというポジションの影響力も、改めて認識させられた。自分の一挙手一投足が事業の成長にも大きく影響する。
どんなに上辺だけ装っても、これだけ密な時間を一緒に過ごしている仲間には、全部バレてしまう。“中村将人“という人間から変えていくしかない。
この会社には、“熱量と努力が伴えば、多少能力が足りなくても(時にはだいぶ能力が足りなくても笑)挑戦させてくれる” 環境がある。
これは、もちろん良い点ではあるのだが、能力が足りていない者がやるわけだから、ときにかなりの負荷が本人に、ではなく、一緒に働く仲間にかかってくる。
チームのメンバーには申し訳ない気持ちでいっぱいだが、だからといって引く気もない。だから、我慢して付き合ってくれる仲間に感謝して、誰よりも自分に厳しく、一気に成長していくしかない。
2015年も、1月にバングラデシュ工場の本格稼働。3月にCorvaの大型モール出店と、また身の丈以上の挑戦がたくさん待っている。
Innovate yourself, Innovate future.
2015年もどんどん自己改革を行い、もっと大きな変化を起こしていきたいと思う。