
こんにちは!ビジネスレザーファクトリーのはなみちです。
今日のブログは、「働く」仲間との物理的な距離について。
「働き方」が多様化している現代で、リモートワークやシェアオフィスでの働き方は、一般的になりつつあります。どんな場所で、どんな風に働いていても、最終的には「結果が出ればいい」という考え方もあるし、働く本人の内部環境・外部環境が、常に変化していく中で「働き方」は多様化すべきと考えています。
一方で、ともに「働く」仲間との物理的な距離はとても大切だと思っています。やっぱり仲間である以上、何か嬉しいことがあればハイタッチして喜びたいと思うし、何か問題があればひざをつきあわせて、喧々諤々話し合いたいと思う。
だから原則、「働く」仲間とは、同じ空間で、つまり物理的な距離が近い形で、一緒に働きたい。
物理的な距離が離れていても
ですが、物理的距離が離れても、ある条件があれば、仲間としてともに「働く」ことができる、と最近は感じるようになりました。
それは、「同じゴールを描いていること」。
そして、「メンバーを信頼していること」。
そうすれば、物理的距離が離れても、きっと大丈夫だと思っています。
ちほの場合
ビジネスレザーファクトリーには、店舗設計・人材採用をしているちほという仲間がいます。
彼女は結婚を機に、今年福岡から名古屋に引っ越しました。それまでは、私たちとともに福岡オフィスで働いていましたが、今は名古屋でひとり、シェアオフィスを借りて、働いています。
彼女はビジネスレザーファクトリーのムードメーカーだったし、私自身が彼女を本当に頼っていたので、彼女と同じ空間で、近い距離で、彼女と働けないことに対する寂しさは、もちろんありました(それはぐっと我慢して言いませんでしたが笑)。
だけど、不安があったかと言えば、不安は全くありませんでした。なぜなら、彼女とはいつも、「同じゴールを持っている」し、彼女を「信頼している」から。
彼女とはこれまでに、本当にたくさん、ビジネスレザーファクトリーについて、語り合ってきました。ビールを飲みながら、メンバーの自慢話もたくさんしました(笑)。だから、彼女が名古屋で一人で働いていても、ゴールは一緒だと思っているし、いつでも信頼している。結局今までと、なんら変わっていません。だから、物理的距離が離れていても、大丈夫だと信じています。
出荷メンバーの場合
これまで、ビジネスレザーファクトリーの福岡オフィスのメンバーには、事業開発を行うメンバーと、カスタマー、店舗出荷やECのお客様への商品出荷、名入れ刻印などを行うメンバーが、同じオフィスで働いていました。
この出荷メンバーたちのほとんどは、子どものいるママさん達です。
ビジネスレザーファクトリーも規模が大きくなり、この10月に現在のオフィスでは出荷用のキャパが足りなくなったので、ビジネスレザーファクトリーの出荷メンバーのみ、別のオフィスに移動することになりました。福岡オフィスから、歩いて5分の距離ですが、出荷メンバーとの物理的な距離は離れ、毎日直接顔が見える距離ではなくなりました。
この決断を、私が不安に感じていたか、というと、こちらもやはり「No」でした。
なぜなら、みんなと「同じゴールを持っている」し、彼女たちを「信頼している」から。
最近で言えば、カスタマーの福ちゃんがカスタマーサービスのSomething Newの提案をしてくれたり、不織布入れのジャイアン(あだ名)がオペレーションの改善を提案してくれたり、もう本当に心強いメンバーばかりです。
もちろん、物理的な距離が離れたことで、私自身・私たち自身が見直すべきところがたくさん見つかりましたが、一方で離れたからこそ、もっともっと大きな気づきがありました。それは、「離れてもきっとみんなとならば大丈夫」だということ。
この大きな学びを得て、これからもさらに、どんどん改善していきたいと思います。
ーおまけー
今回の、出荷メンバー用のオフィスの移転、私自身特別な想いを持っていました。
ビジネスレザーファクトリーは、創業以来、毎月増えていく売上や店舗数に対応するように、抱える在庫数も多くなりました。毎月何万点という商品がバングラデシュから届き、その商品が入ったダンボールに溢れる環境の中で(決して完璧な環境とは言えない場所で)、彼女たちは毎日汗をかきながら、働いてくれていました。
とにかくオフィスの場所が足りないので、ダンボールは174cmある私の身長よりも高く積まれていることもあり、彼女らの子どもたちが夏休みに遊びにきてくれても、安全上大丈夫かなと不安に思っていたし、バングラデシュからの商品の荷受け後は、ホコリなどで咳は出ないかなと不安に思っていました。
いつか、ビジネスレザーファクトリーが、もっと大きくなったら、「ママ達が安全で安心して働く環境をつくりたい」、と心から願っていました。
ようやくその時がきて、晴れて引っ越し。みんなが主体となって、引っ越しプロジェクトを立ち上げ、本当にみんなで頑張ってくれました。もちろん私自身は、みんなと離れて働く寂しさもあったし、離れることによるオペレーションの見直しなど、考えなければいけないことはたくさんあったけど、私はこの決断を前向きに捉えています。きっと、この出荷センターは「世界一ママたちが働きやすい職場」になるはずです。これからに乞うご期待!
■ビジネスレザーファクトリーとは?
手頃な価格で上質な革製品を提供する「働く人のための」牛本革製品専門ブランド。バングラデシュの貧困層に雇用を生み出すことを目的として始まった。バングラデシュでは、年に一度開催されるイードと呼ばれるお祭りで、大量の牛皮が発生する。この牛皮を使った革製品の工場で、雇用を生み出せる可能性を見出だし、2014年に事業をスタート。創業から3年、現在工場では約500名を雇用、その家族を含め、約2,000名の生活を支える。2014年3月よりネット販売を開始、現在8店舗を構えている。2015年には「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2015」を受賞し、「ガイアの夜明け」、「事業構想」などメディアにも多数掲載される。
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