
■ポスポス、2017年度MVP
皆さんこんにちは。POST & POST(以下、ポスポス)の吉田です。
ちょっと前になるが、4月に開催した飲み会で「去年一年で、一番成長したメンバー は?」というテーマで盛り上がった。全員が成長した1年だったけれど、一番と言われると僕は、新卒3年目の柳下(通称:メリー)を選びました。
彼はポスポスに転籍した当時は、プライドが高く、しかも自分に甘いという思考の癖があ った。否定されることを拒み、変わることを恐れていました。そんな彼が1年足らずで、 人が変わったように成長した。最近の口癖は、 「今回の件で、僕は●●を学びました」。 「●●について、教えてもらえませんか?」 こんなことばかり。
謙虚で素直な人に変わった。
今回は、そんな彼がなぜ自己改革できたのかシェアしたい。
※MVP報奨金を、遠慮なくもらうメリー。
■なぜメリーは変わったのか?
彼にも「どうして変われたの?」と聞くと、大きな2つの出来事があったことがわかった。
〇同期や仲間の温かいバックアップ
「どうしてそんなに頑張れないんだ!」と涙を流しながらメリーを叱咤激励してくれた同期のトモロー。彼の存在なくして今のメリーの大躍進はなかった。
人生の先輩として、メリーを温かく叱咤激励してくれたポスポス長住店の仲間達。
こうした人の存在なくして、彼の意識変革は起きなかった。仲間と支え合うことが一番大きなターニングポイントだった。
〇責任者として経験した営業赤字
彼は、2017年11月にポスポス長住店の店長に。その翌月の12月に、なんと、赤字に転落。神様はちゃんと必要な人に試練をくれるんですね。(笑)
これまで店舗を引っ張った、旧店長の川村(通称:ゆうちゃん)はすでに店舗を離れ、店舗を支援するバックアップチームに転籍済み。その時に頼れるのは己だけ。
この瞬間に、経営者としての覚悟を持ち、仲間の雇用を守れないかもという恐怖と戦った。彼が下した判断は
「自分1人では局面を打開できない。仲間にもっと協力してもらう。」
というもの。自分自身の成長に一生懸命だった人が、初めて人の力を信じて動かそうとした瞬間だった。
この2つの出来事を経て、彼は大きく変わった。
■2018年の目標は、人を成長させる人に
最近、彼がよく使う言葉。「仲間を成長させなきゃ」。仲間の成長が、彼の今年の目標だ。
1年前はメンタルケアが必要だった新卒、最近は僕が手放したくない幹部メンバーへと脱皮した。
ここ1年間の経験が、彼の人生において自己変革の一年になった。そうした瞬間を共に過ごせたことが僕は何より嬉しい。
■人を育てるという醍醐味
今回の一連のことを含め、ポスポス長住店メンバーと本気で向き合うことで多くのノウハウを学びました。
リーダーの役割は、個人の夢を一緒に描き導くこと。なりたい自分になるために、スキルは1人で習得しやすい。一方で、その根底となる「行動習慣・思考の癖」、さらにそのおおもとの「価値観」については変わりにくいという事実。ここについては、導くリーダーの存在が欠かせない。
例えば、今回のケースでいうと「事業家になりたい!」という夢に向かっている彼に対して、伝えるべきは経営者のスキルではない。プライドが高いという思考特性を変えて、甘えという行動習慣を変えることが一番必要。
もう一つ、「行動習慣・思考の癖」を変えるには処方箋がある。去年、組織マネジメントを経験した僕が試したの下記の5つ。
例えば、メリーの場合は「同期との競争」、「ポスポス仲間からの相互サポート」、「店長という役割提示」。
各メンバーごとの特徴を把握した上で、どれが一番効果的かを考えながら処方することがポイントだった。まるでお医者さんが、患者さんの症状を聞いて薬を処方するように。
こうした数々の方法論を自分の中に蓄積しておくことで、経営者としての力量が上がっていき、一人一人のメンバーが望む人生を過ごせる手伝いがちょっとはできるんじゃないかと感じている。
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