
ステップ就職にやってくる若者の多くは、働くことに「不安」を抱いている。
特に最初の就職先をすぐに退職してしまいその後も転職を繰り返していたりすると、だんだんと「自分は社会不適合者なのでは?」と心配になったり、フリーター生活が長くなると正社員として働くことに不安を感じるケースが多い。
こういった不安とは具体的になんなのか?
これを解消できる仕組みがあれば、彼らは前に進めるんじゃないか?!
自分が受け入れてもらえるかという不安
ステップ就職では「やりたいこと(仕事)がない」という人がいたら、無理矢理にでも会社見学に連れていく。
先日も、ある高齢者介護施設を訪問した際にこんなことがあった。
見学に行ったのは典型的な「やりたいことがない」タイプの20歳の男性、こちらからいくつか会社を提案したが何かと理由を付けてなかなか面接まで進めなかった。
ところが見学後に「どうだった?」と聞くと、「いいですね~!オレここなら働ける気がします。」との返答。なぜかと言うと「なんかスタッフの人達が優しそうで、自分のことを歓迎してくれていた気がして~。こんな経験初めてです。」とのこと。
これだっ!
多くの若者が仕事内容や給与、残業は多い?年間休日は何日?などいろいろと条件を言ってくる。だけど実は一番不安に感じていることは「自分がその職場で受け入れてもらえそうか?」なんじゃないか?!
この件を機に、ステップ就職では面接に進む前にさらに細かいステップを設けることにした。それがこの「知る」「見る」「体験する」というサービスだ!
サービス内容を見てもらうと分かるが、我々がやっている「センパイ見学ツアー」はただの会社見学ではない。そこで働く若手社員の方と直接話せる機会を設け「なぜ今の仕事を選んだのか?」とか「仕事のやりがいは?」などという質問から、「ぶっちゃけこの仕事の嫌なことは?」「人間関係は?みんな仲良いの?」といった踏み込んだ話まで聞くことができる。
また、最短一日から出来る「シゴト体験」では、実際に働いてみることで業務内容だけでなく一緒に働くメンバーの雰囲気も分かる。そこで「良いなー。」と思えたら次のステップであるプレ就職(1ヵ月からの長期仕事体験)に進むという流れだ。
ここまで若者側に手厚くすることに異議を唱える人も、もちろんいるだろう。
しかし、事実「やりたいことがない。」「やりたいことが見つかるまでは就職しない。」という若者が多くいる。そして「人が採用できない。」「そもそも応募すら来ない。」と嘆いている会社も本当にたくさんある。
彼らを「ダメな奴」扱いしたり自己責任論だけで片付けていては、この現状は何も変わらない。
そんな若者の力を信じてあげること。そしてちゃんと前に進めるように導いてあげること。それが出来れば、彼らは自分の力で走り出せる。彼らは決して弱い存在ではない!自分の力の活かし方や活かす場所が分かってないだけだ。
皆さんも一度自分の新入社員時代を思い出してみて欲しい。今でこそ社会の中で活躍できているかもしれないが、始めから一人でなんでもこなせていただろうか?周りに迷惑をかけまくっていなかったか?本当にこの仕事をやっていけるか不安になることはなかったか?
きっと皆がそれぞれ不安を抱えていたはずだ。そして、そんな時に手を差し伸べたり、勇気をくれる先輩や仲間もいたはずだ。だからこそ社会人の先輩である我々が、後輩の面倒を見るのは当たり前のことなのではないか?!
少なくともステップ就職は、そんな若者の味方であり続けたい!
■ステップ就職への問い合わせ
WEBサイト: https://step-shushoku.jp/
Mail: info@step-shushoku.jp
直通電話: 03-5227-8890 担当:高橋大和(やまと)
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