
初めまして、青山明弘と申します。
シェアハウス事業部に入って2年目の男です。
この度、実力もクソも無い若造が、言葉も何もわからない台湾は台北で、シェアハウス事業の新規立ち上げに来ております。
このブログでは同じ志を持つ方に、”リアルな”立ち上げの状況をお伝えしていきたいと思います。
出来るだけ恥ずかしい部分もさらけ出していこうと思ってますので、よろしくお願いします。
細かい私のプロフィールはこちらをご覧ください。
早くも、台北に来て1ヶ月が過ぎました。
この1ヶ月は主にシェアハウス用の物件確保に奔走しており、30件ほど物件を回りました。幸いにして多くの方にボーダレスハウスの理念に共感頂くことができ、12月中に2物件オープン出来る予定です。
この1ヶ月で学んだことは多くありますが、今日はそのうちの一つをお伝え出来ればと思います。
それは「事業への想いは、相手にも伝わる」ということです。
ある物件のオーナーさんに、私達の事業を気に入って頂けました。
ですが、私たちの希望家賃金額とオーナーさん希望金額との差額は約5万円/月。
家賃を約3/4にしてもらわないと契約できる条件になりませんでした。
最初こちらの金額を提示したときは、「その金額では難しいだろう」と言われていました。
しかしながら、オーナーさんはボーダレスハウスの事業に興味を持ってくれていたため、「チャンスだ!」と思い、下記の”ラブレター”メールを送りました。
今読み返してみると、話し言葉も多く、内容的にも拙い部分が散見され恥ずかしいですが、
このメールを送った後すぐに連絡を頂き、こちらの希望に近い金額で契約をして頂けたので、
「想い」だけは伝わったのではと思います。
※実際に送ったメールにはこの本文と中国語訳を合わせて送りました。
----------下記メール本文-------------
先日は、物件ご案内頂きまして誠にありがとうございました。
先日蔡からもお伝えさせて頂いたかと思いますが、
内装もとてもきれいですし、御部屋も広くとても気に入りました。
大事に住まわれていたのだと思います。
また、●様にも弊社事業に共感を頂きましてとても嬉しく思っております。
家賃の金額面に関しまして、
かなりご無理を申し上げており、申し訳ございません。
ですが、それにはもちろん理由がございます。
私たちには出来るだけ多くの、特に若い人に
世界に触れることのできる環境を提供したいという想いがあります。
そのために、まだお金をあまり持っていない若い方にもご入居頂けることが重要です。
そうでないと、ボーダレスハウスをやる意味がなくなってしまうためです。
※一番安い部屋の家賃設定を8000元にしようと考えております。
ボーダレスハウスは国内にいながら、世界中の人々と交流の出来るシェアハウスです。
7年前、日本でとある日本語学校の先生から頂いた言葉が、この事業の始まりでした。
「せっかく日本に来ても、学校は自分と同じ外国人ばかり。
日本人の友達ができずに帰国する生徒も多いんですよ」
一方で、日本人の側にも問題はありました。
日本人でも留学に行くには多額の費用が必要です。「海外で外国語を勉強したい」「外国人の友達が欲しい」と思っていても
お金の関係でそれらの夢をかなえられない方がたくさんいます。
そこで、日本人と外国人が一緒に住むシェアハウスであれば両者の問題を解決できるのではと考え、日本でシェアハウス事業が始まりました。
今は韓国でも20物件運営をしておりますが、実際に日本や韓国のボーダレスハウスでは、
「一生の友達が出来た」
「留学には行けなかったけど、ここでの生活を通じて語学やコミュニケーションに対する自信がついた!」
といった言葉を退去されるときに頂いています。
台湾でも様々な方にお話を聞いて参りましたが、同じ状況の方は大勢いらっしゃると思います。
若者の将来の可能性を広げるこのシェアハウス事業に、●様の一助を頂ければとても嬉しく思います。
長くなり大変恐れ入りますが、
読んで頂きまして有難うございました。
------以上------
家を貸すというのは、オーナーさんにとって自分の資産を私たちに預けること。
こんな若造に資産を預けてくれるのは本当にありがたく、期待をして頂いていると考えるととても嬉しく思います。
しかし、想いだけでは、オーナーさんの期待に応えられない。
熱く語った想いを実現させてこそ本当にオーナーさんに喜んでもらえます。
海外新規事業立ち上げのプレッシャーは強いですが、めげずに頑張ります。
青山