こんにちは!
新規事業立ち上げ中の石川です!事業立ち上げ期間での学び第4弾を前回に引き続き書いていきたいと思います。

プランの本質に帰る

バイオマス発電モデルの厳しさは理解したものの、それは一つの手段がなくなったにすぎません。
今まで進めてきた「発電ビジネス」の本質は再生可能エネルギーを普及させること。
調査をする中で、バイオマス発電を既にスタートしている企業が多く存在していることが分かりました。
にもかかわらず普及が進んでいない要因として、消費者に対して
「再生可能エネルギー」という選択肢が少ないのではないか。
という仮説が浮かびました。

再生可能エネルギーを普及させるという目的を達成するのであれば「小売り業」として、より多くの消費者に再生可能エネルギーという選択肢を届けることはできないか?
こうして「電力小売りビジネス」について調査する日々がスタートしました。

電力小売りビジネス

バイオマス発電を調査するなかで、売電についての知識も多少はついていたものの、
「自社で発電→国に対する売電」と
「他社から電力を買取→民間に対する売電」はやはり全くの別物。

本を読み、ネットで調べ、電話で尋ねてもなかなか「電力」という業界の全体が把握できず、潜りたいのに、泳ぎ方を知らなくていつまでも潜れないような、そんな空をつかむような感覚の日々が続きました。
そんな時力を貸してくれたのは、発電・小売り業をすでにスタートしている企業の方たちでした。

「今後再生可能エネルギーは市場取引されていく可能性が高く、電力源を持ない小売のみの事業は薄利な世界で戦うことになる。電力源を持っているほうが絶対に良い。」と様々なアドバイスをくれました。

ソーラーシェアリング発電

やはり電力源があったほうが良いのか…。しかしバイオマス発電の調査で、発電所を設立した際の投資回収の長さを目の当たりにしたところ。

そんなに時出会ったのが農地で作物を栽培しながら、その上で太陽光発電を行うというハイブリッドな「ソーラーシェアリング」という発電モデルでした。


農地の上で太陽光発電を行う「ソーラーシェアリング」

「ソーラーシェアリング」ならば、作物の販売収益と売電収益で初期投資が短期間で可能になるかもしれない…!
これが私が辿り着く最終ビジネスプランになる「農業」との出会いになるとは、この時はまだ気づいていませんでした。

本当の行動力ってなんだろう?

起業準備をする中で、「行動をしろ!」というアドバイスを何度ももらってきました。
私は「行動」しながら得る新たな学びが好きで、行動はできる!という思い込みを恥ずかしながら持っていました。

でも「行動ができていない。」という事は、私が思っている「行動」と起業家に必要な「行動」は違うということ。

起業家に必要な行動力とは一体何なのか。
それを考えていた時に出会った言葉が実行力でした。

■実行力
=観察力を始めとした予想などを基礎に組み立てられた計画を、判断力や決断力により思い描く通りに計画を進めていく能力。

■行動力
=自分の意志により行動を起こす事。変化を求め行動し、行うと決めたことを徹底してやり抜く能力。

あ!今の自分に足りていなかったのは「実行力」だったんだ!と気づきました。
今までの自分は「基礎に組み立てられた計画」がないただの「行動(フットーワークが軽い、とか)」だったから、行動しても前に進まないし、プランが浅いままだったんだ!と納得し、これからは実行力ありきで行動をしようと強く心に決めたのでした。

次回につづく。。。

◆関連記事◆
何度でもゼロになれ!
井の中の蛙大海を知らず、されどビジネスの青さを知る!
バランス崩壊!身体で覚えるビジネスの「判断ステップ」