
日本はそろそろ梅雨が明ける頃でしょうか?梅雨が明ければ暑い夏が待っていますね。
ミャンマーは6月から雨季が始まっています。ミャンマーの雨季は6月~10月までの5ヶ月間。毎年毎年5ヶ月間も雨が振り続くなんて、憂うつ…。
なんて言ってられません。この雨はミャンマーの農村部にとっては、恵みの雨。雨が降らなければ、農業ができません。
事業が始まって間もない一昨年のこの時期にも、ミャンマーの雨季について記事を書いていました。
"BORDERLESS LINKがデリバリーしている僻地の村までの道は、雨が降ると通行不可能で、孤立してしまう村が多く出てきます。
元々、町や市場へ行くのに不便な村々が雨期には完全にアクセスを失い、食料や生活用品を買いに出かけることもできません。雨が降った直後の道。車もバイクも歩くのさえ大変な状態。
毎年、雨期が来る前にモノを備蓄しておく必要がありますが、お金がない村人は借金でモノを買うことになります。(事実、60%以上の村人が常に借金を抱えている)
借金の利子は月5%など、驚くような高金利で貸し出され、返せないと土地や家財が奪われます。
借金が返せない→土地が奪われる→農業が出来ない→収入がなくなる→また借金する。こんな悪循環が存在します。
そういった村が困らないように、出来るだけ雨期までに食料や生活用品をストックしておく必要があります。私たちBORDERLESS LINKも雨期に備えて、村へ多めに商品をデリバリーしました。"
(ミャンマーの雨期が本格開始。雨の恩恵と孤立する村。より引用)
一昨年と違い、今年の雨季はモノを届けるだけではありません。
農村部の人々が農業を始めるための資金提供(マイクロファイナンス)。資金がなければ、収入を得るための農業を初めることさえできません。
もうひとつは農業指導。雨季が始まり、村では一斉に畑で作付けが始まります。LINKが製造販売している有機肥料の使い方を指導したり、農業についてのアドバイスをしています。
村にとって大事な時期は、私たちLINKにとっても大事な時期。
彼らの生活をよくするために、雨降りしきる中、今日もLINKスタッフは村で仕事をがんばっています。
一昨日は雨季にてるてる坊主を作ってましたが、私もミャンマー在住3年目なのでもうてるてる坊主を頼るのはやめました。
◆ミャンマーの事業に関するブログ記事◆
□ビジネスチャンスを逃すな!ミャンマーの農村で、物流も金融も農業もすべてやる理由
□ミャンマーにも「Something New」という文化を
□仕事の後は休憩…じゃなくて?