
こんにちは!4月から事業立ち上げ準備中の石川です!今やっと形になってきたビジネスプランに辿り着くまでの道のりを、記録していきたいと思います。
ゼロスタート
まず私の事業立ち上げは、入社時の「志」をバッサリと捨てることからスタートしました。
ボーダレスに入社した2年前、私の心は「BORDERLESS MAGAZINE」というメディア事業を立ち上げることに燃えていました。
そのチャンスが巡ってきた今年の2月、温めてきたビジネスプランを抱え、ボスにプレゼンをしました。そして最初に言われた一言が
「ビジネスの目的がよく分からない」
でした。
一番大切な経営理念が伝わっていない。
その後も、メディア事業立ち上げに向けて様々なアドバイスをもらっていたのですが、この一言が頭から離れませんでした。
ボスに伝わらないソーシャルビジネスが一体誰に伝わるのだろう?
そもそもこのメディア事業で、一体誰の、何の力になれるのだろう?
ソーシャルビジネスってなんだろう?
手段≠目的
2年間、メディア事業をやることしか考えていなかった私にとっては、第一次アイデンティティ崩壊の始まりでした。
何かが間違っている。
この「違和感」ってなんだろう?
そうか!
手段=目的
になっているんだ!
「志」を大切にしているボーダレスジャパン。
この「志」は課題解決のための手段なのに、いつの間にか「志の実現」だけが大きく育ち、私のゴールになっていました。
「視野が狭い×想いだけが強い」のリスクをこの時ハッキリと自覚し、深く反省しました。ソーシャルビジネスが自分のためになっているなんて、途方もない自己中だ。どうしよう。
でも、心にはソーシャルビジネスに対して強く、ゴウゴウと燃えている炎がある!
この炎の行先を全力で起動修正しなければ!!
まだきっと間に合うはず。
こうして、私のビジネスプランはせっせと固めてきた自分の分厚い「思い込み」を壊すことから始まりました。
インプットインプットインプット!
振り返ると、小さい頃から
「自分の考えに固執しすぎている。視野が狭い。思い込みが激しい。」
と言われ続けてきました。
それでも心のどこかで、意志を持つことは大事だ!と譲らない自分がいました。
けれど、私が固執していたのはいつも長期的な目的が欠落した自分軸が強い「志」
意志は大切だけれど、本来それは広い経験と深い知識に基づいて裏付けられるもの。
その軸を、どうやって広げるのか。思い込みを捨てたあと、どうするのか。
まずはインプットを増やすことでした。
ただ読むだけだったインプットを改め、そのビジネスはなぜ生まれたのか。本質はどこにあるのか。世の中はどう反応しているのか。自分ならどうするのか。
「何かを吸収する心でインプットする。」
こうして、自分の生涯をかけるソーシャルビジネスを、もう一度まっさらな気持ちで考える旅が始まりました。
次回「井の中の蛙大海を知らず、されどビジネスの青さを知る!」へつづく・・・