
ビジネスレザーファクトリー(以下、ビジレザ)の「はなみち」こと、原口瑛子です。
先週の日曜日は、「父の日」でしたね!
いつも家族のために頑張って働いてくれているお父さまに、感謝の気持ちをお伝えされた方も多いのではないでしょうか?
ビジレザでは、父の日のイベントとして、直営店舗限定の「手描き刻印」サービスを実施しました。「こんなサービスがあったら嬉しいね」というメンバー達の意見から始まったこの企画。このサービスが、私たちの想像以上にご好評いただき、連日たくさんのお客様にご来店いただきました。お子さまが描いた「パパだいすき」などのメッセージの刻印や似顔絵刻印など、そのギフトを受け取られたお父さまのお気持ちや笑顔を想像しただけで、感動の毎日。ご来店いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
さて、今回のブログでは、ビジレザの「経営理念」について、お話をしたいと思います。
ビジレザは、2014年にボーダレス・ジャパンの一つの事業として誕生、来年2018年3月には、ボーダレス・ジャパンの他事業と同様に、分社化を予定しており、一つの株式会社として新たにスタートをする予定です。
今年2017年1月に、ボーダレス・ジャパンの代表取締役田口から、私はなみちがビジレザ社長のバトンを受け取り、はや半年が経過しました。
この半年間、私が夜な夜な考えていたこと、それが「経営理念」です。
「経営理念」が決まるまで
「経営理念を考えてみよう」と思ってはみたものの、当然のことながら、これほどまでに大切なことは、一朝一夕で完成するようなことではなく…
そこでまずは、「経営理念とは何か?」という勉強からスタートしました。
さまざまな経営書を読み込んでみたり、経営者の方に話を聞いてみたり。近日公開のビジレザのオウンドメディアの企画で、インタビューもさせて頂いた面白法人カヤックさんの「いい経営理念の定義と、他社の経営理念」なども勉強させていただきました。※出典:https://www.kayac.com/vision/philosophy
そして、半年をかけて私が決めたことは…「ビジレザで働くメンバーを見て、心に感じた想いを、経営理念にしてみよう」ということでした。
ビジレザの使命は何か?
ビジレザの社会における存在意義は何か?
そして、ビジレザを通して、どんな社会を実現したいのか?
そして、現段階で私が決めた経営理念(案)は、こちら。
<ビジレザの経営理念(案)>
「世界中の「働く」を明るく」
-WORK IS BEAUTIFUL-
<お客様に対して>
「働く」人のためにビジネスアイテムを通して、
働く人の願いを叶え、明日を明るくすること。
<ビジレザのメンバーに対して>
ビジレザで「働く」ことを通して、メンバーとその家族の幸せを実現し、明日を明るくすること。
「働く」という可能性を信じて
私が、昨年バングラデシュの自社工場で、バングラメンバーと一緒に働いていた時に感じたことは、「働く」ということは、「収入を得ること」以上に「生きる自信を持つことができる」ということ、そして「未来を描くことができる」ということでした。
「働く」という言葉には、目に見えない大きな可能性があり、この時に感じた可能性を「経営理念に表現したい」と考えました。
そして、ビジレザは、ビジネスシーンに特化したアイテムを取り扱っており、たくさんの「働く」方々のためのブランドである、ということ。
お客さまには、ビジレザの商品ラインナップの中からお好きな商品を、お求めやすい価格でお選びいただくことができ、お好きなカラーを多彩なカラーバリエーションの中から、お選びいただくことができること。
お客さまが、仕事のモチベーションや毎日の気分を上げたい時に、ビジレザの商品をご利用頂くことで、お客様の「働く」毎日を明るくできる存在でありたい。
そして、ご友人やご家族、同僚やお世話になった上司の方々などへのプレゼントとして、ビジレザの商品をお選び頂くことで、その方の「働く」毎日をも明るくできる存在でありたい。
最後に、とても大切なこと。ビジレザで一緒に「働く」メンバーが、「ビジレザ」で働くことを通して幸せを実現し、メンバー、その家族の明日を明るくしていきたい、という私の想い。経営者として未熟過ぎる私ではありますが、現在の私が心に描くその想いを、経営理念の中では、誰もが分かるシンプルな言葉で表現したいと思いました。
そして、今後のビジレザとしての事業の「広がり」を見据え、「世界中の」という言葉を追加しています。現在は、日本とバングラのメンバーだけですが、今後はアジアやアフリカなどのメンバーも増えていく、そんな未来を描いています。
「経営理念」(案)を決めたあと
経営理念(案)を決めたあと、私が経営者として、一番に最初に感じたことは...「まずは、経営理念に基づいた判断軸で、事業の優先順位を決めていこう」という、とても当たり前のことでした。ただ、逆に言うと、「それ以外の無駄なことは一切やらない」という覚悟でもあります。
私の経営者としての役割は、この経営理念に沿った事業戦略を描き、事業を大きく成長させ、ビジレザのメンバーが成長する環境を提供すること。
「経営理念」(案)を決めたことで、走るべき方向性が改めて定まったため、これからも全速力で走っていこうと思います。
ちなみに、「経営理念」の後に、(案)と付けているのは、今後も定期的に見直していこうと考えているから。常に、今ある「ベター」を選んでいくことで、少しずつ「ベスト」に近づいていきたいと思います。
最後に。ビジレザの店舗設計と店舗の採用を担当しているチホ(加藤千穂)が、ビジレザで働く店舗メンバーにフォーカスしたブログを書いています。現在のビジレザの店舗に、素晴らしいメンバー達が集まってくれたのは、採用を担当している彼女のおかげ、と言っても過言ではありません。素敵な仲間の記事も、是非ご一読ください!
■ビジネスレザーファクトリーとは?
手頃な価格で上質な革製品を提供する「働く人のための」牛本革製品専門ブランド。バングラデシュの貧困層に雇用を生み出すことを目的として始まった。バングラデシュでは、年に一度開催されるイードと呼ばれるお祭りで、大量の牛皮が発生する。この牛皮を使った革製品の工場で、雇用を生み出せる可能性を見出だし、2014年に事業をスタート。創業から3年、現在工場では約500名を雇用、その家族を含め、2400名の生活を支える。2014年3月よりネット販売を開始、現在5店舗を構えている。2015年には「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2015」を受賞し、「ガイアの夜明け」などメディアにも多数掲載される。
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