
いつもは配達に行ったり、農業指導をしたり、村での仕事ばかりのBORDERLESS LINKスタッフたち。
主に私、加藤がLINKのバックアップオフィスとして事務所での仕事をしています。
めずらしくスタッフ全員がたくさんの書類とともにオフィスで仕事している!と思ったので、おもわず撮影。
やっていたのは、マイクロファイナンスの契約書と顧客管理。ミャンマーでは雨期が始まり、村では農業を始めるための資金が必要になります。資金がない村人のために、LINKでは少額融資サービスを行っています。
村人にとって、収入創出のための資金がないことは大問題。資金が得られずに、農業を始められなければ収入もないということです。
通常は村人がどうやって資金を得るのかというと、ブローカーとよばれる仲介業者に借金をするケースが多い。その1ヶ月の金利は少なくても7%〜50%。日本人の私の感覚としては完全にヤミ金としか思えません。
そんな高利貸しにお金を借りていたらいつまでたっても借金を返すことはできず、膨らむ借金地獄に陥っている村人も多くいました。
困った村人から相談を受けた私たちですが、もちろん金融業なんて全くの初心者。それでもソーシャルビジネスのチャンス、社会問題解決のチャンスとあればなんだってやりたいのです。
もっと言うと、ミャンマー人スタッフたちは農業しかしたことのないビジネス初心者。みんな「机やパソコンに向かうより体力仕事がしたいぜ!」タイプですが、事務作業も頑張ってくれています。
マイクロファイナンスを始めて2年。今後は自分たちで培ってきたノウハウを活かしてサービス提供エリアを拡大していきます!
◆ミャンマーの事業に関するブログ記事◆
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