
こんにちは!トルコでの新事業を立ち上げ中の半澤です!
「儲ける」というと、どんな印象を抱きますか?
かつての私はこの言葉に抵抗感を感じていました。
「お金は汚いものだと・・・」と仲渡が言っていたように、社会問題を解決するというぱっと見『良いこと』と、お金を儲けるというぱっと見『あまり良くなさそうなこと』。心にスッと落ちていかない、そんな感じの頃がありました。
「儲ける力が必要」
(第3回SEEDの様子・東京と福岡などをつないで行なっている)
ボーダレス・ジャパンの『起業家育成プログラム・SEED』では、1ヶ月に一度、代表の田口/鈴木によってアカデミーが開催されます。先日行われた第3回の講義で、吸い寄せられる言葉がありました。
『儲ける力・仕組み』でした。
難民問題解決のための事業をやる、その覚悟は?
世界に大きな影を落とす難民問題。私はこれから、難民問題の解決を目指した事業をトルコで始めます。調査段階の現在、本当に多くの方の力をお借りしてスタートラインに立とうとしています。
お会いしたことのない中での突然の連絡にも関わらず、現地で活動されている方々はいつも私の質問や話に耳を傾け、真剣に話をしてくださいます。その方達が持つ度量の広さと覚悟の強さに、毎回心を突き動かされてきました。
2月のその日も、ちょうどそんなskype越しの会話をしていました。話も終盤に差し掛かった時、問われた言葉があります。
「どこまで関わる気があるんですか?」と。
無意識に、スッと背筋が伸びました。
自分の中では、覚悟を持っていたこと。ただその言葉を聞いた時、改めて問いかけられた気がしました。
自分が取り組もうとしていることは『多くの人の人生を巻き込み、背負うもの』、『その覚悟はあるのか?』と。
ソーシャル・ビジネスは「撤退」できない。
ソーシャル・ビジネスとは「社会問題を解決する事業」です。
差別や貧困といった社会問題のど真ん中にいる人たちをある事業ではパートナーとして、ある事業ではお客様として、巻き込みながらその人たちの抱える問題を解決していきます。ボーダレス・ジャパンでは既存事業から新規事業まで10を超える多様な事業がありますが、それら事業の中で1つ共通すること=条件があります。
『撤退はしない』ということです。
通常のビジネスにおいてもそうかもしれませんが、ことソーシャル・ビジネスにおいての撤退は、その人の失業や生活の崩壊、時に死を意味することがあります。
だから、一度始めたら止まることは出来ないし、してはいけない。うまくいかない事業は再考し、けれどもその社会問題からは撤退しない。
Skype越しに放たれた言葉はその覚悟を問うものでした。この言葉をいただけて本当に良かった。自分のうちにある想いを改めて確認できた瞬間でした。
SEEDアカデミーで『儲かる仕組み・儲ける力』という言葉を見たのは、ちょうどその2日後でした。その重要性を改めて感じた瞬間でした。
利益を出す仕組みをつくること
儲ける力、つまり『利益を出す仕組み』を作る。継続的に事業を続け、それをより多くの方に届けるために。そこに自分が変えたい現実があるのだから。
目の前の壁があるのなら、壊しながら一歩一歩力強く進んでいく。
その先に、たくさんの笑顔と素敵な未来が待っていてはずだから。
まだまだスタートライン。事業の精度も、スピードも、もっともっと上げていこうと褌を締め直して進んでいます。
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