Tomoshi Bitoが3月から開始したクラウドファンディングが4月29日に幕を閉じました。

最終結果

支援総額 4,279,055円。

支援者 437人。

106%の達成率。

まず始めに、支援をいただいたみなさん、
情報の拡散など応援をしていただいたみなさん、
本当にありがとうございました。

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当初クラウドファンディングを始めようとしたとき、
試算をすると集まっても80万円くらいがいいところでした。

試算の5倍、どうすれば400万円もの大きな金額をあつめられるのか、
まったくわからない中で始まったクラウドファンディング。

丁度コロナウイルスの影響も徐々に大きくなりはじめたため、
ほとんど毎日のようにオンラインイベントをやってきました。

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参加者は全て合わせると約350名。

本当に多くの人に想いを聞いていただき、少しずつ応援者が増えていきました。

クラウドファンディング終了1日前にして、集めた金額は270万円。
1日で150万円もの金額を集められたのはまぎれもなく、
この1カ月間の僕たちの活動を見守ってくれた応援者の方々だと思っています。

最終的にそんな皆さんが支援をしてくださったり、本当にありがとうございます。

「社会は変えられない」を変えていくために

無事クラウドファンディングは達成されましたが、活動のスタートに立ったにすぎません。

みなさんから託された428万円という金額をつかって、
「自分でもより良い社会はつくっていける」と信じられる体験を、
子ども達に届けていきたいと考えています。

今、プログラム作成の真っ最中です。

教育事業の第一歩として始めようとしているのが、
ソーシャルビジネスと一緒に社会課題の解決策を考える探究学習プログラム。

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まずはマインドセットのために、ドキュメンタリーや社会起業家の講演により、社会問題解決に対する意欲を引き出すところからプログラムが始まります。

次に、6社ほどのソーシャルビジネスから解決する社会問題のテーマを発表し、生徒はどのコースに取り組みたいかを選択します。

選択の際にはそれぞれの企業がどのような社会問題を解決しようとしているのかをまとめたショートドキュメンタリーを視聴してもらおうと考えています。

その後はワークブックの指示のもと、社会問題の現状や課題を整理し、解決策を考え、

最後には社会起業家に対してプランを発表し、講評を受けるという一連の流れです。

プログラムの目的は、「自分が動いても社会は変わらない」「解決したい社会課題がない」と感じている若者に対して、「社会問題との接点」と「社会を動かす成功体験」を届けること。

頭で考えるだけでなく、行動を通して社会問題解決に関わる機会を届けていきたいと考えています。

今年はいくつかの学校さんにお力を貸していただき、
プログラムのテストトライをしていく予定です。

僕たち自身、まだまだ教育の素人です。
プログラムも今の状態ではまだまだ不十分だと感じています。

これからプログラムを走らせる中で、より大きなインパクトを与えられるプログラムを作っていく所存です。

 

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クラウドファンディング達成時のLIVE配信より。

社会は本当に変えられるのか

クラウドファンディングや、教育プログラムを通じて「社会は変えられる」というメッセージを出し続けている僕たち。

蛇足ですが、僕がどう感じているのか、最後に想いをつづろうと思います。

「社会を変える」と聞くと、すごくイノベーティブな社会変革を想像する人が多いのではないでしょうか?

元々僕もそうでした。

ですが、社会問題解決に関わりだして、ひとつ気付いたことがあります。

「社会を変える」とはグラデーションであること。
大きな変革や、社会運動の表面だけを見ると、一気に社会が変わったかのような錯覚を受けます。

しかしその裏にある、何年間も理想の社会を目指して、地道に草の根で踏ん張り続けた人たちの存在は忘れられがちです。

社会は人の集合体。

全ての人の周りには小さな社会がある。

1人が行動を変えることで、影響を与えられる人がいる。
だとすれば「良いよい社会を作りたい」とアクションを始めた時点で、もう社会を変えているのだと思います。

1人の力は一気に社会を変えられるほど大きなものではないかもしれません。

ですが、ともしびのような小さな火が集まることで大きく社会を照らしてくれるんだと思います。

だからこそ僕は誰でも社会は変えていけると思っています。

そしてより良い社会は作れると信じて、一歩を踏み出していく人を増やしていきたいです。

改めて、これからのTomoshi Bitoの活動も
応援いただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

最後に僕の好きな言葉を。

「どんな大きな社会運動も、始まりは一人だった。」
マーガレット・ミードより

読んで頂き、ありがとうございました。