
先日、ボーダレスアカデミーのアドバイザリーボードに就任いたしました。
私自身は、実績という実績もまだない者ですが、多くの失敗談と小さな成功談はございます。ご指名あらば、ご相談に乗らせていただきます!
ところで、「ボーダレスアカデミーで学ぶべき理由」について、長くなりますが、私の実体験をもってシェアさせてください。
私は、2016年2月、青年海外協力隊を終了直後に、ケニアのど田舎で現地企業を立ち上げました。その時、アドバイスをしてくれる方、資金集め、全部初めは一人で、ネット伝いに、人伝いに、お願いして回りました。
ある時は、年商100億の経営幹部の方に、融資をお願いできないかと、お会いしにいきました。その時に言われたのはこの言葉です。
「なんでもっと手っ取り早い儲け方があんのに、そんな大変なことをやるの?」でした。
私はその晩あまり眠ることができませんでした。
これを言われたのには、私が戦略を描けていなかったこと、話がよっぽどつまらなかったこと、志すら伝えきれていなかったこと、よほどダメな要素だらけだったと思います。
ただ、今思い返しても感じるのは、「なんのために起業するのか?」という問いへの答えについては、一生共感しあえない方だったろうということです。
一方、その半年後、私と副社長は、ボーダレス・ジャパンに「投資先を探している」とのご相談をさせていただきました。その時、創業者の田口さんから返ってきたメールはこれでした。
「事業内容を読んで、素敵だなあと思いました。協力隊員の出身者で、これほどまでにやりきっている人と出会ったことがないから、素敵だなあ、と思いました」
今思えば、褒めすぎだろと即突っ込むべきところですが、何を言いたいかというと、この時「正しい人に出会った」ということでした。
ボーダレスグループに参入する時、いわゆる「手っ取り早く儲かりそうにない」事業プランを、そのまま、グループ全社の社長が承認してくださったのです。私は「外からボーダレスに入ってきた史上初の起業家」となりました。
ボーダレスグループに入って1年半が経ち、様々なアドバイスをいただきながら自己改革を続け、初めの事業戦略を大きく描きなおすことを何度か経ながら、おかげさまで、ナントカ、今夏からの二ヶ月連続単月黒字化への山を超えるべく、社内メンバー一同、必死でひた走っています。
起業家を目指す若い方々、大きな志を持ち挑戦し始めた方、そういった方々にとって必要なのは、
「あなたの志をもとにアドバイスをくれる『プロの』起業家」
です。不必要な雑音に流されず、あなたの志を正しく実現に導いてくれる人と、出会ってください。
ボーダレスアカデミーは、
手っ取り早く儲けることを学ぶ場所ではなく
「金儲け」をするために利益をうむ方法を学ぶ場所でもなく
他でも学べるような「スキルセット」をごっそり伝授してもらいに行く場所でもなく
あなたの理想の社会づくりに向けて、「なんのために、どうやって、どのような社会をつくるのか」を明らかにする場所
だと思ってください。
そのような場所は、日本には、そうそうあるものではありません。
次の〆切は4月22日。一人でも多くの方のご応募を、お待ちしております。
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