初めまして、19年度新卒採用でボーダレスにジョインした鈴木健太郎と申します。学生時代からのニックネームで、社内ではスズケンと呼ばれています。

僕の実現したい社会は、すべての子どもが夢を描ける社会を実現させることです。

そんなビジョンを掲げ、新卒でボーダレス・ジャパンを選んだ理由を紹介させていただきたいと思います。

教師を目指しスタートさせた大学生生活

高校時代の恩師に憧れ、地元の教育学部のある大学に進学した僕は、教師になることを目指して大学生活を送る大学生でした。当時高校時代の恩師が教えてくれた、身近にいる誰か(生徒)を大切にできる、そんな教師になることが僕の夢でした。

そんな学生生活の傍らで、海外に関心のあった僕は、東南アジアをはじめとする新興国での教育支援のボランティアに関わるようになりました。

そのボランティア活動で深く考えるようになったのが、日本の教育現場の実情でした。

海外で学校に通えない子どもがいるように、自分の住む日本にも学校に通えてもその画一的で受動的な教育環境に馴染めない子どもがいることに目が止まるようになりました。

多様なバックグラウンドや個性を持つすべての子どもが、のびのびと成長できる教育機会を届けたいと思い、今度はこのきっかけを与えてくれた海外の教育現場へ、学びに行くことを決意しました。

海外の教育現場で感じた教育と子どもの姿

行き先は、英語教育やITC教材に力を入れ教育水準が高まる東南アジア・フィリピン、未だ教育が普及しないアフリカ・タンザニア、そして教育先進国としてヨーロッパ・オランダの三ヶ国。

社会情勢も、地域も、文化も異なるこれらの国の教育現場で、インターンシップやボランティア、フィールドワークなどの活動を通して、その多様な教育のカタチを肌で感じることがこの留学での目的でした。

そんな教育留学と題した海外経験で一番に感じたのが、子ども一人ひとりが持つ可能性についてでした。どこに生まれ、どんな環境で育った子どもであっても、将来に夢を描いていける、将来に誰もが可能性を持っているのだと、海外の教育現場で出会った子どもたちに教えてもらいました。

そこから、すべての子どもの可能性を拡げられる環境づくりこそが教育ができることであると思い、留学後に僕が始めた活動が、日本の学校現場での出前授業を通して、子どもに進路や海外留学の多様な選択肢を届ける教育事業でした。約1年間の活動ではありましたが、高等学校を中心に全国20校以上で授業を開催させていただき、今の日本の子どもが抱えるリアルやその子自身が見据える将来を知る機会になりました。

留学での経験とこの教育活動を通して、日本の子どもたちの中でも学校に通えない子どもや家庭環境に困難を抱える子ども、そういった生活にある弊害や生きづらさの原因は子ども自身にはではなく、いつも社会/環境の側にこそあるものであるを強く感じました。

このような社会/環境の側を変えていくためには、教育だけでない子どもの生きる社会全体をより生きやすい社会にしていく必要性をこの時痛感しました。

そこから僕は、そんな子どもたちの生活環境を改善し、生きやすく、そして子どもが夢を描いて将来にワクワクできる社会の実現を志すようになりました。

子どもたちが夢を描くことができる社会を実現させるために

そんなビジョンを実現させるために、その第一歩に選んだのがボーダレス・ジャパンでした。元々は一般企業に就職し、まずは経験やスキルを積み上げていこうと就職活動をしていた僕ではありますが、社会課題に対してビジネスで解決を目指すボーダレスのビジョンと自分の志(ビジョン)を実現できるチャンスがここにあると直感的に感じました。

大学当初の教師になる夢からは180度異なる選択肢となりましたが、恩師が教えてくれた誰かを大切にできる、今は事業を通して解決に取り組む課題を抱える誰かのためになれる事業家を目指します。